2021年3月より,教員養成課程の学生を対象とした「生涯学び続ける教員(イノベーティブ・ティーチャー)」育成システムとして,化学実験を中心としたワークショップ「SCN宮城」や,東北地域の教員を主な対象とした「教師のための化学教育講座」に宮城教育大学の学生が継続的に参加し,「学び続ける教員像」をすでに確立している先輩教員と交流するプログラムを実施した.「SCN宮城」は主に宮城教育大学の化学実験室を会場として2022年4月までに10回開催され,計41名の学生が参加した.「教師のための化学教育講座」は2021年8月の2日間に実施され,9名の学生が参加した.参加者アンケートや進路調査より,本プログラムが「生涯学び続ける教員」の育成に寄与できたことが伺えた.