日本セキュリティ・マネジメント学会誌
Online ISSN : 2434-5504
Print ISSN : 1343-6619
解説
大坂の陣に学ぶ情報戦
増田 幸美
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2024 年 38 巻 1 号 p. 3-12

詳細
抄録
戦国時代に勝ち上がった武将たちはいずれも闘いを有利に導く手段として情報を活用した。いかに早く正確な情報を大量に仕入れ、それを戦略に落とし込むか。偽情報によって相手を攪乱することに腐心し、物理的な戦いをおこなう前に、できるだけ戦況を有利な方向に導くために情報戦を用いた。現代でもそれは変わらない。戦国武将がかつて取った戦略を考察することにより、現代のサイバー戦、情報戦、認知戦、ハイブリッド戦を身近に学ぶことができるだろう。
著者関連情報
© 2024 日本セキュリティ・マネジメント学会
前の記事 次の記事
feedback
Top