2018 年 52 巻 2 号 p. 91-98
心臓血管外科領域では手術侵襲軽減策として低侵襲治療がおもに採用される傾向にあるが, それに加えて術後回復プログラムであるEnhanced Recovery After Surgery(ERAS)protocol の運用が有用である.多種多様な介入を達成するためには医療チームの構成が必要である.心臓手術・血管手術,さらには患者自身の併存症,病院のもつ設備,チームメンバー構成により介入の方法はさまざま変化させる必要があり,絶えずmodified していくことがよいと考える.