抄録
高濃度の放射能汚染のために全村避難の対象である福島県飯舘村において,NPO 法人「ふくしま再生の会」を介して住民,行政,大学 · 研究機関,専門家,ボランティアが協働して被災地域再生プロジェクトを実施するという協働の構造が存在する.その構造はふくしま再生の会会員がそれぞれのバックグラウンド,人脈や経験,専門知識を活かしながら,プロジェクトを効果的かつ円滑に進めることによって成り立っている.福島において,現地で活動をつづける「ふくしま再生の会」は重要な組織である.そこで、本稿をポスターセッション発表要旨より抜粋してここに紹介する.