日本ストーマリハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2436-8806
Print ISSN : 0916-6440
連載講座
科学論文書式(3) 研究には順序がある
進藤 勝久
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1996 年 12 巻 1 号 p. 1-5

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抄録

 着想は日常の中から偶然におこることが多い。その独自性を文献などで調べ,研究の意義を明らかにしておく。研究計画をたて,目的達成のための研究方法を選択する。場合によっては新しい方法を樹立することから始めることもありうる。
 研究結果は他人にも分かるような図表にすることも多いが,信頼性や統計学的有意性を明らかにしておく。その上で,その結果をどのように解釈するのか。どういう本質であるのかを論理的に展開するのが考察である。
 こうして導かれた結論には虚構や空想があってはならない。
 症例報告は問題意識をもって,その特殊性や意義深い所を中心に記述する。

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