日本ストーマリハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2436-8806
Print ISSN : 0916-6440
第17回学会シンポジウム[ストーマリハビリテーション―今世紀の総括と今後の展望]
構成成分(カラヤ、CMC、SIS)からみた皮膚保護剤の特性―特に、吸水時間・緩衝作用・貼付試験による形状変化と剥離力からの検討―
安田 智美水上 由紀山本 克弥八塚 美樹小林 祐子梶原 睦子田澤 賢次
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キーワード: 皮膚保護剤, カラヤ, CMC, SIS
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2000 年 16 巻 1 号 p. 13-20

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抄録
 構成成分からみた皮膚保護剤の特性を明らかにするため、皮膚保護剤の吸水時間・緩衝作用・貼付試験による剥離力と形状変化を調査した。その結果、皮膚保護性の高い皮膚保護剤は、カラヤ系、CMC系の皮膚保護剤で、吸水時間も短く緩衝作用を認めた。また、形状変化が少なく長期使用が可能な皮膚保護剤はSIS系の皮膚保護剤であった。しかし、同じ分類でも製品間に差があり、特性も異なる製品が認められた。
 以上のことから、皮膚保護剤の特性は含まれる成分や配合割合が関係しているのではないかと考えられる。
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