日本ストーマリハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2436-8806
Print ISSN : 0916-6440
原著
当院における人工肛門造設手術の現況
河島 秀昭
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キーワード: 人工肛門, 合併症, 術式
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2003 年 19 巻 2 号 p. 67-70

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抄録
 1993年から2001年までに勤医協中央病院で手術を行った消化器ストーマ192例を対象に当院におけるストーマ造設手術の現況を調査した。内訳は結腸81%、小腸19%で疾患別では結腸直腸癌が67%、結腸穿孔17%の順であった。造設された人工肛門は双孔式(ループ式)が61%と多くストーマ脱出、皮膚トラブルは単孔式と較べ双孔式で高率であった。ループ式ストーマにおいてもセルフケアしやすいストーマ造設手技の標準化が必要と思われた。
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