日本ストーマリハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2436-8806
Print ISSN : 0916-6440
特別講演
ストーマリハビリテーションにおける Medical Social Worker の関わり―東海地区のアンケート調査について―
和志田 裕人渡辺 秀輝野口 幸啓佐々木 昌一加藤 誠杉野森 旬子吉村 公博清沢 真
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1990 年 6 巻 1 号 p. 81-84

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抄録
 近年ストーマリハビリテーションに対する関心が高まっている。しかし,リハビリテーションの手技についての研究が盛んではあるが,オストメイトの社会的問題については十分に検討されているとは言いがたい。
 Medical social workers(MSW)は,オストメイトが社会資源を活用するには最も適している。MSWが実際のストーマリハビリテーションにどの程度関与しているかは不明である。東海ストーマリハビリテーション研究会会員にアンケート調査を行ったので,その結果を報告した。101名(医師:47名,看護婦:50名,MSW:4名)より回答があった。52名の病院にはMSWが働いていなかった。MSWへの紹介の理由は,社会的問題の解決が大半であった。会員の多くは,ストーマの受容に際してMSWの存在を必要としていた。MSWは,ストーマリハビリテーションにおいて重要であると考えられた。
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