日本ストーマリハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2436-8806
Print ISSN : 0916-6440
原著
皮膚保護剤貼用による皮膚pHとストーマ周囲皮膚pHの変化
高橋 真澄松本 敦子渋谷 幸枝梅田 なおみ嗚海 順子大木 繁男
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1992 年 8 巻 2 号 p. 29-33

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抄録
 健常腹部皮膚と,ストーマ周囲皮膚におけるpH緩衝作用について以下のごとく検討した。1. 健常腹部皮膚に皮膚保護剤4種を貼布し48時間後のpHを測定した 2. 洗浄剤2種を用い経時的にpHの変化を測定した 3. オストメイトのストーマ周囲のpHを測定した。その結果4種の皮膚保護剤貼用後は平均4.8~5.0であり,生理的中性が維持されていた。また洗浄剤使用直後はpHはややアルカリ性に傾いたか,60分後にはほぼ前値に回復した。ストーマ周囲はアルカリ性に傾いており皮膚障害を起こしやすい状態にあるためpHの緩衝作用をもつ皮膚保護剤が,皮膚障害を予防するために有用であると考えられた。
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