抄録
ストーマ造設患者にとって手術に対する不安や術後のボディイメージの変化は,時にはショックや抑鬱状態を招く。それによってストーマ受容の困難やセルフケアの自立を阻み,社会や家庭復帰の遅延をもたらすと考えられる。このようなことが予測された患者に精神的慰撫をはかる目的でボディソニックベッドパットを使用した。その結果音楽と振動のもたらす効果や,音楽を通じて患者,家族,医療者が疾患以外に共通の話題をもって接することにより,患者は疾患のみにとらわれず自分の気持ちを外に発散することが出来た。それによって入院期間を通して,情緒不安が見られた程度で,セルフケアの自立も早く速やかな家庭復帰がなされた。
Finkの危機モデルを使いボディソニックの効果について検討した。