日本ストーマリハビリテーション研究会誌
Online ISSN : 2759-7458
Print ISSN : 0912-0408
特集1. 洗腸法の役割と功罪
長期洗腸排便法による身体的影響の有無について
柵瀬 信太郎西尾 剛毅牧野 永城斉木 茂樹佐藤 エキ子篠原 富士子
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1987 年 3 巻 2 号 p. 37-42

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抄録
 長期間にわたる洗腸法のもたらす身体的影響の有無については,ほとんど解明がなされていない。我々は5年間以上洗腸法を施行してきた8例を対象として以下の項目について検討した。1)栄養状態,腎機能,電解質バランス,肝機能などの全身的影響。2)大腸の形態的変化。3)大腸粘膜の組織学的変化。4)大腸内細菌叢の変化。5)残存大腸への異時性原発性大腸癌の発生頻度。検討の結果,これらに関しての悪影響は全く認められず,洗腸法はS状結腸人工肛門の安全な排便管理法と考えられた。
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