日本蚕糸学会 学術講演会 講演要旨集
日本蚕糸学会第73回学術講演会
セッションID: 106
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サクサンにおけるセロトニンシグナル経路の休眠覚醒における役割
*平垣 進柘原 岳人藤原 義博竹田 真木生
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抄録
中国産の大型野蚕であるサクサンは幼虫期の短日によって休眠が誘導され、蛹の状態で越冬し、休眠状態の蛹は長日処理によって覚醒する。カイコにおいて、前胸腺刺激ホルモン(PTTH)の分泌器官である脳-側心体-アラタ体複合器官は、in vitroでセロトニンの刺激によりPTTHを分泌したという報告がある。さらに当研究室のこれまでの実験より、サクサンの休眠蛹を長日条件下に置くと脳内のセロトニン含量が増加したという報告がなされている。これらのことより、サクサンのPTTH分泌、及び休眠覚醒においてPTTH産生細胞におけるセロトニンシグナル経路が深く関与しているとの仮説をたてた。さらに、キイロショウジョウバエにおいて、セロトニンレセプターのタイプ1Aと2の発現量が頭部において約1日を周期として変動しており、暗期(ZT15及び18)に、ピークを迎えたということが報告されている。そこで、サクサンの脳内におけるセロトニンレセプターの発現量の変動と、サクサンの休眠覚醒の関連性を明らかにするために、セロトニンレセプターのクローニングを行い、セロトニンシグナル経路と休眠覚醒、さらには光周性の感受機構との相関性を分子生物学的に解析した。
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© 2003 社団法人 日本蚕糸学会
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