抄録
沢Jの広食性遺伝子は劣性の主遺伝子と修飾遺伝子により支配され、主遺伝子pphは形質マーカZe、lemとの3点実験により、第3連関群の13.6cMに座位する事が確認されている。また、cDNAプローブによってRFLPを検出し連関検索・マッピングを行い、沢Jの広食性遺伝子と連鎖しているcDNAクローンを数種同定し座位決定した。今回は、pphのマッピングを行うと共に形質マーカーによる地図とcDNA-RFLPによる地図との統合を試みた。
実験材料には20世代以上かけlemを導入した沢J-lemを用い、交配相手には形質マーカを使った3点実験の時と同様に大安橋(Ze)を用いた。親蛾のRFLP確認後BF1集団[沢J-lem×(Ze×沢J-lem)]をLP-1人工飼料により飼育し、発育した個体(摂食率18.7%)に関してRFLPを検出した。その結果、各遺伝子の配列はm162-m227-m191-Ze-e73-pph-m208-lemであることが明らかとなった。現在供試個体数を増やし、より詳細な統合された組換地図を構築中である。