学校ソーシャルワーク研究
Online ISSN : 2758-5018
Print ISSN : 1881-9788
論文
障害の気づきから展開されるスクールソーシャルワークの実践と役割
山中 徹二
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2018 年 13 巻 p. 58-71

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抄録
本研究は,学校での子どもの障害の気づきから,スクールソーシャルワーカー(SSW)が親や子どもの障害受容の状況を把握する中で, どのような支援が求められるのかを捉え,それに対応するSSWのあり方を検討するSSWへのインタビュー調査の結果,第1に学校で子どもの障害に気づき,支援を開始するまでに,家庭の生活状況や親の障害受容のあり方によって時間を要する場合があることから,小中高等学校それぞれの年限内で子どもへの十分な支援が困難な状況がある.第2に子どもの障害の気づきを親に伝える上では,その親だけではなく,伝える側の教員へのサポートが求められるまた,学校では障害の有無が判断できない状況であっても子どものニーズに応じた対応は求められる.これらのことからSSWは特別支援との系統的な連携を可能とする組織体制への働きかけや教職員へのサポート体制を整える必要がある.
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© 2018 日本学校ソーシャルワーク学会
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