独立行政法人産業技術総合研究所情報処理研究部門情報科学連携研究体
2003 年 20 巻 2 号 p. 163-169
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KozenとSmithは,有限集合B,Σの対が自由生成するテスト付クリーニ代数を構成する方法を与えた.われわれは,有限性の仮定をはずし,任意の集合の対B,Σについて,それらが自由生成するテスト付きクリーニ代数の存在を示した.さらに,KozenとSmithが要素を明示することによって構成したテスト付きクリーニ代数が,クリーニ代数や羃等半環,ブール代数に加えて単位クォンテールなどの圏の間の随伴函手や単位クォンテールの直和構成を用いて得られることを明らかにする.
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