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Print ISSN : 0289-6540
『モデル駆動工学の原理と応用』 (3)モデル分類からみるモデル駆動工学の応用
日高 宗一郎Jean BÉZIVIN胡 振江Frédéric JOUAULT
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2016 年 33 巻 2 号 p. 2_56-2_77

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抄録

モデル駆動工学の適用対象はめまぐるしく変化している.通常,ソフトウェアアーティファクトの生成,構造化されたシステムのモデル発見,異種システム間の相互運用性の3つがモデル駆動工学の主要な分野とされる.連載第3回目となる本稿では,複雑さを増しているこれらの分野がどのように進化し続けているか見ていく.モデル駆動工学の応用を,健康管理,軍事作戦,自動車,航空機,組み込みシステムといった適用領域による分類を通して論じることも考えられるが,本稿では類形論的観点からの分類を通してこれを行う.更に,紹介する応用のそれぞれが,如何にモデルやメタモデルの分類と関係付けられるかについても述べる.

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© 2016 日本ソフトウェア科学会
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