コンピュータ ソフトウェア
Print ISSN : 0289-6540
カバレッジに基づくファジングツールの比較評価
都築 夏樹吉田 則裕戸田 航史山本 椋太高田 広章
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2020 年 37 巻 2 号 p. 2_97-2_103

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抄録

ソフトウェアのテスト手法の1つであるファジングでは,テストケースを自動で生成,実行し,テストを自動化できる.現在,カバレッジに基づくファジングツールの開発が盛んに行われており,後発ツールの方が優位であることを示すために,ツール同士の比較評価が行われている.しかし,ベンチマークが評価ごとに異なることが多く,評価に用いられたベンチマークとは別のベンチマークを適用した場合に同様の性能を示すか不明である.そこで,カバレッジに基づくファジングツールの評価に利用された実績がある3つのベンチマークに対して4つのツールを適用した.その結果,一部の例外があるものの,統計的には後発ツールが優れていることがわかった.

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© 2020, 日本ソフトウェア科学会
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