2026 年 43 巻 2 号 p. 2_20-2_29
机上に映像を投影し,机上の実物体の説明や操作指示を行うシステムがこれまでに提案されている.多くの場合,矢印や記号類を投影することで指示を表現するが,小さな人間型キャラクタを表示して説明や指示をすると,利用者との対話感や共在感,楽しさを向上させることができる.しかし,投影する映像が平面の場合,キャラクタの方向指示精度に課題があった.本研究では,キャラクタを空中立体映像として投影することにより,方向指示精度の改善を図った.また線分を投影しての指示精度評価実験の結果,認識精度が有意に向上することが明らかになり,立体映像による指示精度の上限が示された.これにより,指示対象となる実物体が多数あるような環境における,空中立体映像の優位性が示された.