社会福祉学
Online ISSN : 2424-2608
Print ISSN : 0911-0232
論文
相談援助演習における自己省察内容の抽出――指導者の省察枠組みとの連関――
黒田 文
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 57 巻 3 号 p. 15-28

詳細
抄録

本研究の目的は,ソーシャルワーク技能の習得を目指して実施される演習教育で学習者が自己省察を行う際に,その内容が指導者によって提示される省察の枠組みとどのように連関するかについて考察することである.自然言語処理ソフトを用いて学習者が記述したレポート内容について解析した結果,指導者が提示する枠組によって学習者の自己省察パターンの位相が異なることが明らかとなった.この結果により,指導者が学生に自己省察を促す際は,自らが提示する枠組みに学習者の認識システムが依拠することを理解して学習者の思考や方向性について意識的に導く必要性があると結論づけた.

著者関連情報
© 2017 一般社団法人 日本社会福祉学会
前の記事 次の記事
feedback
Top