2018 年 59 巻 2 号 p. 24-36
通所介護事業所の利用者ニーズに有用なソーシャルワーク実践が展開されるための資料を得ることを目的に,通所介護事業所の生活相談員を対象にソーシャルワーク実践状況について明らかにすることとした.
四国地方の通所介護事業所1,557事業所に勤務する生活相談員を対象に,無記名自記式の質問紙調査を実施した.調査票は生活相談員が行うソーシャルワークの実践状況等で構成した.まず,ソーシャルワーク実践を構成する質問項目を圧縮し,次いでソーシャルワーク実践の特徴を明らかにするため潜在クラス分析を行った.
ソーシャルワーク実践の状況に基づき類型化を行った結果,4つのクラスが抽出された.そのなかで最もソーシャルワーク実践を行っていると考えられたクラスの構成割合は25.2%であった.今後は,ソーシャルワーク実践に影響を及ぼしている要因の検討が求められる.