社会福祉学
Online ISSN : 2424-2608
Print ISSN : 0911-0232
論文
日本で提供されている難民の就労を促すサービスの特定――オープン・コーディングを用いた難民の就労支援組織のインタビュー分析――
中村 恵理 保井 俊之白坂 成功
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2025 年 65 巻 4 号 p. 42-54

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抄録

本研究は,質的研究の一つであるオープン・コーディングを用いて,日本の難民支援組織へのインタビューを分析し,支援組織が提供する難民の就労を促すサービスを特定するものである.分析の結果,就労支援のサービスには《1.難民人材個人の能力開発・知識獲得の機会の提供》《2.採用の前・中・後における難民人材・企業への伴走》《3.難民人材と企業の相互理解の促し》《4.難民人材の職場への定着を促す研修・能力開発機会の設定》および《5.難民人材の職場・社会への融合を促す制度レベルへの働きかけ》があることがわかった.また,そのなかでも,3のなかの〈お互いを知る機会や難民雇用の意義を説く場の設定〉,〈非言語・言語によるコミュニケーション・相互理解促進につながるような環境の整備〉,さらに〈難民人材のロールモデルづくり〉といった活動が日本において特徴的であることが明らかになった.

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© 2025 一般社団法人 日本社会福祉学会
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