創傷
Online ISSN : 1884-880X
ISSN-L : 1884-880X
原著
壊死性筋膜炎と重症蜂窩織炎の鑑別診断における LRINEC score の有用性の検討
石川 耕資南本 俊之一村 公人本田 進蕨 雄大古川 洋志
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2014 年 5 巻 1 号 p. 22-26

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抄録
 壊死性筋膜炎と重症蜂窩織炎の鑑別に LRINEC (Laboratory Risk Indicator for Necrotizing Fasciitis) score の有用性が報告されている。われわれは 2005 年から 2012 年までの間に経験した壊死性筋膜炎 11 例と重症蜂窩織炎 110 例を後ろ向きに解析し,LRINEC score の有用性について検討した。壊死性筋膜炎群の LRINEC score (6~12,平均 9.2)は,重症蜂窩織炎群(0~10,平均 2.7)と比較して有意に高値であった。LRINEC score 6 以上を壊死性筋膜炎とするためのカットオフ値とした場合,感度 100%,特異度 85.5%,陽性的中率 40.7%,陰性的中率 100%であった。LRINEC score は,臨床,画像所見に加えた壊死性筋膜炎の補助的診断ツールとして有用であると考えられた。
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© 2014 一般社団法人 日本創傷外科学会
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