抄録
本研究はトウモロコシとマングビーンの間作における増収効果をおもに光合成, 群落構造および物質生産の面から調べたものである.トウモロコシとマングビーンの単作区, そして間作区としてトウモロコシ粗植区, 標準区および密植区の3段階にマングビーンを間作し計5区を設けた.子実収量はトウモロコシ単作で480g/m2, 間作でトウモロコシ収量は160~220g/m2であり間作区間には有為な差はなかった.一方マングビーンは単作およびトウモロコシ粗植の間作で60~83g/m2で他の区よりも多収であった.土地利用効率 (Land equivalent ratio) はトウモロコシ粗植区が1.39で最も高く, 標準区および密植区では1.0以下であった.トウモロコシ標準区と密植区では生育の前半の乾物生産は旺盛であったが, 生育後期の生産は低下した.群落の吸光係数はマングビーン単作が1.40, トウモロコシ単作は0.388であり, 間作区は0.445~0.568でトウモロコシ単作により近い値であった.個葉光合成速度はトウモロコシ粗植においてトウモロコシおよびマングビーンともに単作区の値に近いかそれ以上の値を示した.