2026 年 12 巻 2 号 p. A_10-A_18
近年,工事規制区間に誤進入する事故が急増している.本研究では,規制始端部から誤進入する事故への対応として,法定標識と,法定外看板である図看板を組み合わせた場合の規制情報提供の提案を試みた.具体的には,ドライビング・シミュレータを用いた室内走行実験結果により被験者ごとの情報取得と運転行動を明らかにし,図看板の設置効果を評価した.ここでは表示の設置間隔が狭いと見落としに繋がることも明らかにした.この結果を踏まえてヒアリングを行ったところ,規制車線側の斜め矢印線が長く描かれた図看板は車線変更の必要性を伝え,車線変更を促すことが示唆された.これらの結果を踏まえ,工事規制区間での誤進入抑制が期待できる規制情報提供を提案した.