本研究は、一時停止交差点の交通容量算出の考え方について、HCM をはじめとした海外諸国との考え方の違いを整理し、実測調査から推定精度を比較・検証するとともに、日本の「平面交差の計画と設計 基礎編」の考え方では考慮されていない主道路からの左折車両による従道路の交通容量への影響の程度を評価したものである。T 字の一時停止交差点を例に、実測調査に基づいて交通容量の推定精度を検証したところ、「平面交差の計画と設計」に基づいた方法では、交通容量を過大に推定していることが確認された。また、主道路からの左折車両が従道路の流入判断に影響を与えており、交通容量に与える影響は最大で 200~300 台/時程度であることが数値シミュレーションの解析によって明らかとなった。