2026 年 12 巻 2 号 p. B_54-B_62
千葉県柏市内の信号交差点を対象として、千葉県警で管理されている信号階梯図と模式図を元に、GISを活用して交通事故データと統合して分析するために、GIS で利用可能な形式の信号制御情報を作成した。交通事故が発生した信号交差点を特定し、交通事故・交通規制・DRM 統合分析システムと信号制御情報を統合したところ、90%以上の交通事故の第 1 当事者が従うべき信号灯器に接続することができた。右折事故に着目して交通事故分析を実施したところ、第 1 当事者の右折運転者が男性や若年者である場合には、他の属性と比較して、流入道路を制御する信号灯器に右折矢印が設置されている割合がやや高いことが示された。男性や若年者は、右折矢印があるにも関わらず、右折矢印を利用せずに右折して、右折事故を起こす割合がやや高いことが窺えた。