交通工学論文集
Online ISSN : 2187-2929
ISSN-L : 2187-2929
特集号B(実務論文)
近接する 2 事象ジャンクション情報板が視認・判読に与える影響の把握
佐藤 久長飯田 克弘和田﨑 泰明河西 正樹高橋 秀喜馬渕 一三
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2017 年 3 巻 4 号 p. B_19-B_26

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抄録

高速道路ネットワークの進展に伴い、ドライバーは目的地までの経路を複数ルートから選択することが可能となってきた。そのため、分岐部であるジャンクションではドライバーにルート選択の判断をさせるための動的情報を提供する情報板をルート別に複数設置している。なかでも NEXCO 中日本東京支社管内では、シンボルと 16 文字 2 段表示可能なジャンクションの情報板(2 事象 JCT 情報板)が対象 JCT の 500m 及び 1km 予告標識の中間付近に 2 基設置されている。本研究では東名高速道路の下り線、御殿場 IC~御殿場 JCT 区間をドライビング・シミュレータで再現し、近接する 2 事象 JCT 情報板がドライバーに与える影響を、情報板の視認性、可読性の観点から検証した。

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© 2017 一般社団法人 交通工学研究会
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