2022 年 8 巻 3 号 p. 11-19
MaaS(Mobility as a Service)やADVUS(Automated Driving Vehicle with Utility Services)をはじめとする移動手段の技術革新に加え,ウェアラブル端末など医療分野の技術革新が進み,医療に関わる場所や人,デ ータといった様々な主体を繋げるコネクティッド・メディスンの検討が進められている.高齢者の増加に伴う需要の増加に対する人手不足,社会保障財源不足から医療サービスは逼迫すると考えられ,コネクティッド・メディスンは重要なソリューションになるといえよう.しかしながら,その無秩序な導入は医療資源の非効率化を招き,却って地域の医療サービスの低下をもたらす危険性があるため,コネクティッド・メディスンに内包される診療手段の選好の把握に基づく導入が必要である.本研究では,独自のアンケート調査を基に診療手段の利用意向を把握し,その選好に影響を与える要因を明らかにする.