2022 年 8 巻 4 号 p. A_70-A_76
多車線高速道路単路部区間において付加車線が設置される場合、登坂車線方式が一般的に採用されるが、試行を含めて他の設置形態も導入されている。付加車線区間では車線変更の挙動が交通運用上重要となるが、標識による車線変更行動の影響に関する研究は見当たらない。そこで本研究では、ビデオ撮影動画をもとに付加車線区間の車線変更挙動と標識の関係を分析した。そして、標識の案内効果を加味したミクロシミュレーションモデルを構築し、右付加左絞込み方式の付加車線区間における効果的な標識の配置検討を行った。その結果、右付加左絞込み方式において絞込み予告標識が一定のドライバー層に影響を与え、付加車線延長が 2km のケースにおいて付加車線始点及び終端部手前 1km の地点に設置することがそれぞれ円滑性及び安全性に効果的であることを確認した。