交通工学研究発表会講演集
Online ISSN : 2760-2400
一般社団法人 交通工学研究会
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第 45 回 交通工学研究発表会
HMD 端末を活用した生体情報による街路評価手法の妥当性検証
―長野市中央通り歩行者優先街路を対象として―
轟 直希柳沢 吉保大山 慶佐藤 詩恵
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会議録・要旨集 認証あり

p. 134-140

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抄録

近年、地方都市では歩行者中心の空間整備による魅力的なまちづくりが求められている。本研究の対象地域である長野市では、中心市街地活性化の一環として中央通りが歩行者優先道路化され、整備は高く評価された一方、未整備区間との連続性や景観の統一感等に課題があり、整備効果の検証が求められている。これら街路空間整備の評価手法として主に用いられるアンケートやヒアリング等は、時間・精度の課題があり、実空間に近い条件のもと主観的評価が行える新たな手法が必要である。そこで本研究では、心拍変動や瞳孔反応といった生体情報によるストレス値よって街路空間における評価を得る方法を検討するとともに、実街路空間を表現する手法として 2D モニターと HMD を活用した 3D による視聴方法を導入し、従来手法に比べてそれら手法の適用性を検証する。

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