主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第45回交通工学研究発表会
回次: 45
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2025/08/06 - 2025/08/08
p. 274-279
現在、電動キックボードやシニアカー等のような一人乗り電動モビリティの利用が急速に進行している。本研究では、歩道を通行可能な一人乗り電動モビリティ同士や電動モビリティと歩行者の交錯を想定した実証実験を行い、様々な交錯時の条件下において、歩道通行者が感じる安全性・快適性を把握した。その結果、交錯パターンではすれ違いが安全・快適に感じ、追い抜きが危険・不快に感じることや、歩道幅員が広いほど安全・快適に感じること等を明らかにした。また、離隔距離に着目し、その他要因との交互作用を考慮した上で分析した結果、電動キックボードと電動車椅子の交錯では離隔距離が近いと危険・不快に感じること、個人属性では若者で離隔距離が近い場合や男性で離隔距離が近い場合において、危険・不快に感じること等を明らかにした。