主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第45回交通工学研究発表会
回次: 45
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2025/08/06 - 2025/08/08
p. 286-291
高規格幹線道路ネットワークの骨格が整いつつあるわが国では、道路の量的な充足から質の充足へと転換する必要があるが、これには機能階層型道路ネットワークの考え方が重要である。本研究では、道路ネットワークがどの程度機能階層的に利用され得るかを評価するための指標である階層化度に対して、推定方法の簡略化を行い、国内各地域の実道路ネットワークに適用することで、地域の特徴と階層化度との関係を把握した。その結果、階層Aと階層Bの道路の量だけではなく、これらの道路の経路、産業売上額から求める重みの高い市町村との位置関係、対象地域の面積が、主に階層化度に関係することを確認した。