信号制御設計の照査においては、交通需要が捌けることのチェックとして、設計時間交通量 q が交通容量 Ca を超えないこと、すなわち q/Ca<1.0 となることを確認することとなっている。現在の照査では、q と Ca の変動は考慮していないが、実際には q、Ca ともに変動することから、変動の影響を考慮して q/Ca の上限値である照査基準値を適切に設定する必要がある。しかしながら、その設定手法については検討が十分になされていない。そこで本研究では、q、Ca の変動を考慮した簡易シミュレーションによる数値分析を行い、各変動を考慮した場合の照査基準値は 1.0 よりも相当低い値を設定すべきであることを提示した。