近年の調査・分析により飽和交通流率は経年的に低下している傾向が示されている。この低下は車間時間の増加によるものとされているが、車間時間が経年的にどのように変化しているのかは明らかでない。そこで、飽和交通流率の経年変化の傾向を明らかにするとともに、その要因を、車尾時間を構成する車間時間と占有時間とに分けて検討する。その結果、飽和交通流率は引き続き低下している実態が示され、2000 年前後から大きく低下している可能性が明らかとなった。観測された車尾時間を占有時間と車間時間とに分けてそれぞれの経年変化を分析したところ、2018 年頃までは占有時間はほとんど変わらず、車間時間が増加していたが、近年の観測結果では占有時間も増加している可能性が示された。