主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第45回交通工学研究発表会
回次: 45
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2025/08/06 - 2025/08/08
p. 730-734
高速道路の通行料金の徴収において、ETC の普及が進んでいる。このことから、多様な通行料金設定が可能となっている。本研究では、都市高速道路の時間帯別料金の有効性を検討する。具体的には、阪神高速道路を対象として、アンケート調査結果から時間帯別料金導入時の出発時刻の変更者割合を推計する。その後、利用者均衡配分モデルを用いて、時間帯別に交通量を推計し、一般道路を含めた総走行時間・通行料金収入などの評価指標を用いて、時間帯別料金の有効性を評価する。この結果、現行の深夜割引(0~4 時・2 割引)と比較して、割引率の増加、割引適用時間帯の拡大を行うことによって、総走行時間の削減および通行料金収入の増加につながることがわかった。