主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第42回交通工学研究発表会
回次: 42
開催地: 早稲田大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2022/08/09 - 2022/08/10
p. 19-22
ハンプやスムーズ横断歩道などの物理的デバイスの導入により、規制速度が 30km/h を超える路線においても、自動車の速度抑制、ひいては無信号横断歩道の安全性向上が期待出来る。そこで本研究は、技術基準から高さや勾配を緩和した形状のハンプを走行する実験によって、規制速度が 40km/h の路線に適応するハンプの形状を速度抑制効果及び走行安全性の観点から検証した。今回検証した形状では、目標とした速度 40km/h を超えて走行した場合に不快感・危険感の上昇が大きく、40km/h を超えた速度で走行する自動車への速度抑制効果が期待出来る結果となった。ただし、形状によっては、不快感が小さいため速度抑制効果への期待が低いものや、ハンプ進入時の急減速の発生が懸念されるものもみられた。