主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第42回交通工学研究発表会
回次: 42
開催地: 早稲田大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2022/08/09 - 2022/08/10
p. 233-236
近年,携帯電話位置情報から得られる時間帯別人口が交通計画に利用ができるか関心が集まっている.しかし,施設立地が時間帯別人口にどのような影響を与えているのか分析した例が少ない.影響を分析できれば,施設立地が変わった時の時間帯別人口を推測する際に有用である.そこで本研究では,東京 23 区を対象にして,Agoop 社の流動人口データから得られる 2015 年 10 月平日 2 時間ごと 3 次メッシュ人口を被説明変数,経済センサス-基礎調査から得られる 2014 年 3 次メッシュ業種別事業所数および国勢調査 2015 年 3 次メッシュ人口を説明変数とする重回帰分析を行った.さらに,東京 23 区の重回帰分析で得られた偏回帰係数(パラメータ)を大阪市に適用し,異なる施設立地の都市構造の場合に,時間帯別人口分布が妥当な形で推計されたかどうかを検証した.