交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第42回交通工学研究発表会
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第 42 回 交通工学研究発表会
大型車両の走行経路上の重量自動記録のための記録タイミングに関する一考察
大橋 幸子松永 奨生関谷 浩孝井坪 慎二
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p. 335-338

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抄録

本研究では、大型車両の通行経路上の重量の自動記録に向けた研究として、重量の適切な取得タイミングについての知見を得ることを目的に、大型車両を実験的に走行させて、3 種類の方法で重量を計測し、記録により適する道路状況、車両挙動を検討した。その結果、平坦な場所では軸重、総重量とも値の変動はあるものの一定の範囲に収まっており走行全体としてはある程度安定する傾向にあることが分かった。また、車両の停止時が重量値のばらつきが小さい傾向にあり重量の記録タイミングとして適している可能性があることなどが分かった。併せて、いずれの計測方法においても停止時の重量記録によるモニタリングの実施が考えられたが、勾配部での考え方等、検討すべき課題があるといえた。

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© 2022 一般社団法人 交通工学研究会
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