交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第42回交通工学研究発表会
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第 42 回 交通工学研究発表会
ACC(Adaptive Cruise Control)制御車の混在が冬期における低交通量の高速道路交通流に与える影響について
坪田 啓吾和田 脩平高橋 翔萩原 亨
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p. 593-600

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抄録

本研究では交通シミュレーションソフトの VISSIM を用いて、冬期路面を想定した ACC 制御車の混在が低交通量の交通流に与える影響について明らかにする。最初に、ACC 制御車の走行を VISSIM で再現する追従モデルを開発した。次に、フィールド実験における ACC 制御車(追従車)の追従挙動を用いて VISSIM で再現した ACC 制御車の追従モデルの妥当性を検証した。これらの結果をベースに、冬期路面を想定した長い設定車間時間の影響を検討した。交通流シミュレーションの結果から、ACC 制御車の混在率が高く、設定車間時間が長いとき、平均速度・平均旅行時間・平均遅れ時間に大きな影響はない結果となった。ただし、ACC 制御車の混在率が高く時間交通量が多い条件で、設定車間時間を長くすると平均遅れ時間が長くなるなど、交通流へ影響する結果となった。

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© 2022 一般社団法人 交通工学研究会
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