主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第42回交通工学研究発表会
回次: 42
開催地: 早稲田大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2022/08/09 - 2022/08/10
p. 601-607
高速道路の渋滞は上り坂及びサグ部における渋滞が全体の多く占めており,その対策の一つとして走光型視線誘導システムが導入されている.一方、自動運転車の開発と普及の進展に伴い,自動運転車と手動運転車が混在する状態が続くといわれている.発光体が渋滞流中の捌け交通量の増加に効果があることが明らかになっているが,混在状態の渋滞流への発光体の効用についての研究は行われていない.そこで本研究では,発光体が混在状態の渋滞流に対してどのような影響を及ぼすのかについての知見を得ることを目的とし,ドライビングシミュレータ―を利用し検証を行った.その結果,自動運転車混在下の渋滞流に対して,走光型視線誘導システムが渋滞緩和効果をもたらす可能性があること,その効果は個人特性によって異なることなどが示された.