主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第42回交通工学研究発表会
回次: 42
開催地: 早稲田大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2022/08/09 - 2022/08/10
p. 759-766
近年,我が国における刑法犯の認知件数は減少傾向にあるが,国民の犯罪に対する不安は依然として高い。特に自転車盗は発生件数が多いが,検挙率が極めて低い値となっているため,自転車盗発生の対策を講じることは重大な課題である。そこで本研究では,過去約 7 年分の自転車盗発生データを用いて,都市構成要素をもとに自転車盗の発生推定モデルを構築し,自転車盗発生と関連のある都市構成要素を明らかにすることを目的として分析を行った。まず,カーネル密度推定法において自転車盗発生の予測に最適なバンド幅を検証し,40m が最適であることを示した。そのバンド幅を用いて全ての自転車盗データを対象に分析を行い,自転車盗発生密度に対して,無料市営駐輪場や商業地域,駅の乗降客数などが大きな影響度を持つことを明らかにした。