交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第42回交通工学研究発表会
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第 42 回 交通工学研究発表会
自家用車を活用した輸送サービスの継続可能性に与える要因
竹内 龍介吉田 樹猪井 博登
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p. 813-816

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抄録

高齢化の進展や高齢者の免許自主返納者の増加等に伴い、外出が困難な高齢者に対する従来の公共交通を補完する自家用有償旅客運送の活用や、ボランティアや地域の助け合いによる買物・通院等外出支援が今後重要性を増すと考えられる。一方、NPO 等が運営する自家用有償旅客運送や許可又は登録を要しない運送による輸送手段が提供されてきているが、活動に掛かる人材や費用負担の問題等より将来的な継続可能性に課題があるとみられる。本研究では自家用車を活用した輸送サービスについて、NPO 等の実施者が判断する継続可能性に着目し、他事業による補填、黒字でも継続困難や赤字でも継続可能と考える要因といった輸送サービスの継続可能性と団体の経営や人材等確保の関係を検討した。

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© 2022 一般社団法人 交通工学研究会
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