交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第43回交通工学研究発表会
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第 43 回 交通工学研究発表会
坂路における自転車の走行挙動に関する研究
田部井 優也辰巳 浩吉城 秀治
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会議録・要旨集 認証あり

p. 257-260

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抄録

本研究は、坂路部、特に上り坂ではふらつきにより自転車と自動車の離隔距離が十分に確保できない懸念から、坂路における実際のふらつきを異なる複数の勾配区間において計測を行った。その結果、上り勾配では急勾配になるほどふらつきの平均値、最大値ともに大きくなることが示された。一方で下り勾配では急勾配になるほどふらつきの値は小さくなる傾向が示された。また常に強くペダルを漕ぐ必要のある急勾配では、ふらつきの値が全体的に大きくなっていることから、ペダルの動作とふらつきの値が関係していることが示唆された。また男女別では女性の方が、日ごろの乗車経験の有無別では乗車経験のないグループの方が、ふらつきの値が大きいことが示され、特に急勾配区間では自転車走行空間の幅員を広くとる必要性を示した。

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© 2023 一般社団法人 交通工学研究会
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