交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第43回交通工学研究発表会
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第 43 回 交通工学研究発表会
交通事故多発交差点の特定方法の比較
萩田 賢司新井 棟大森 健二木平 真矢野 伸裕
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会議録・要旨集 認証あり

p. 55-61

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抄録

交通事故発生地点の緯度経度情報を含む交通事故統計原票の一部項目がオープンデータ化され、様々な分析が可能となった。以前から、交通事故多発交差点を特定したうえで、様々な交通安全対策が実施されてきたが、多発交差点の特定方法は、定められた明確な手法がなかった。そのため、千葉県警から公表されている交差点コードを活用した交通事故多発信号交差点の集計結果、 DRM の交差点ノードを活用した手法、交通事故地点の位置関係などから算出する方法を比較したところ、集計方法によって件数が異なり、その原因を明らかにした。その結果、 DRM の交差点内道路リンクが適切に指定されれば、 DRM の交差点ノードを活用する方法が望ましいが、交通事故地点の位置関係から多発交差点を算出し、交差点コードで補完する方法が現実的であることが示された。

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© 2023 一般社団法人 交通工学研究会
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