抄録
IoT の普及によりデータの時間的解像度が格段に上がったことや,分析環境が充実したことなどにより,時系列分析が活用される場面が増えている.本研究は,複数の時系列データの関係を回帰分析することで,交通に関連する需要と,人々の興味・関心の間の構造を知りたいとするものである.ここでの需要は,道の駅の買物来訪者数で,2 つの道の駅から 3 年強と 1 年分のデータ提供を受けた.人々の興味・関心は Twitter の投稿数と新聞報道件数から得た.回帰分析を行ったところ,1 件の tweet と,約 5 名ないし約 25 名の来訪者数が関連することがわかった.ただし因果関係を分析したところ,来訪者数がツイートの件数に影響していると解釈したほうがよいという結果が得られた.