交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第43回交通工学研究発表会
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第 43 回 交通工学研究発表会
モビリティハブの活用を想定した将来の端末物流に関する研究
河内 輝森本 章倫
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p. 643-650

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抄録
近年、インターネットを利用した通信販売が広く普及し、宅配便の取扱個数は年々増加している。それに伴い、広域に分散した消費者へのラストワンマイル配送や再配達が課題となっている。こうした状況を受け、環境負荷の増大やトラック運転手の不足を防ぐため、効率的な配達方法に関して検討する必要がある。本研究では、シェアリングサービスの拠点として利用されるモビリティハブに注目し、交通拠点と物流拠点の複合施設としてモビリティハブを活用した際の有効性を示すことを目的とする。シミュレーション分析の結果、モビリティハブを利用するほど配送車の走行距離が減少すること、また利用者の意向に合わせてモビリティハブを配置する必要があることを定量的に示した。
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© 2023 一般社団法人 交通工学研究会
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