主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第43回交通工学研究発表会
回次: 43
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2023/08/08 - 2023/08/09
p. 699-705
交通渋滞の緩和・解消のため、既存の道路の有効活用に向けたソフト面の対策の重要性が高まっている。その 1 つがドライバーに将来の交通状態を提供し、渋滞が発生しない時間帯での道路利用を促す方法である。その実現に向け、数時間から半日先までの高速道路の交通状態を予測する AI 渋滞予知技術が提案された。しかし、一般道路では、高速道路の AI 渋滞予知技術で用いた交通データが存在しないため、AI 渋滞予知技術を一般道路に適用することができない。そこで、本研究では一般道路の交通量データとプローブデータを用いて AI 渋滞予知技術を一般道路に適用し、数時間から半日先の一般道路の交通状態を予測する手法を提案する。提案手法について予測精度を評価したところ、過去の統計値を予測値とした場合と比べ高い精度で予測できることを確認した。