抄録
SNSの発展から、トレンド情報をTwitterから取得、発信できる状況にあり、昨今は地震や豪雨などの自然災害が発生したときにさまざまな情報が目まぐるしく飛び交う。特に、自然災害時は道路の寸断や公共交通機関の状況など交通に関する情報において、 SNSの特性を活かした情報発信の有用性を示している。そこで、本研究では、身近な災害として交通事故を対象に、Twitter上で交通事故の情報が投稿、拡散されているか交通事故データとTwitter上の投稿データを照合し分析を行った。その結果、交通事故においては、リツイートが通常ツイートを上回り拡散されている。さらに投稿ユーザの傾向として、車の嗜好性が見られた。併せて、投稿内容も事故箇所と照合できる投稿からリツイートされる投稿はハッシュタグを用いて広く拡散されて傾向が確認できた。