抄録
群馬県においては GTFS-JP が公表され、2019 年 12 月からバスロケーションシステムの実証実験が開始された。本研究の目的は、バスロケーションシステムのサービス提供による、バス停におけるバス待ち客の動態変化を、自動撮影による動画と人物検出・追跡システムを用いて分析することである。分析の結果、バスロケーションシステムを設置することにより、バス待ち時間の減少していた。バス待ち客は実際の発車時刻が近づいてからバス停に来る傾向がある。バス待ち時間中は、バスロケがない場合に比べ、バスが来る通りの方向を見たり、バス時刻表を確認する行動が減り、落ち着いてスマートフォンを操作するなどしてバスを待っている。また、新型コロナウイルス感染期の利用者の減少から、外出行動の増加、バスサービスの向上策等により需要が回復してきていることを確認した。