交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第44回交通工学研究発表会
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第 44 回 交通工学研究発表会
首都高速道路における CCTV 映像を用いた交通事故分析
長田 絢子斎藤 遼小山 拓哉坂寄 優祐
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会議録・要旨集 認証あり

p. 21-24

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抄録

首都高速道路では 2023 年度は約 9,000 件の交通事故が発生している。そのうち、追突事故、車両接触事故が約 8 割を占めている。このような状況で首都高速道路では CCTV 映像による事故発生時の映像を積極的に活用し、より効果的な交通安全対策の立案を行うこととした。一方で映像取得には時間を要する、手動で行う等の課題から、現時点ではすべての事故に対して、映像抽出及び確認、映像を用いた分析を行うことは困難である。よって本報告では事故多発地点である、中央環状線(内)飛鳥山トンネル、王子南入口付近を対象として、交通事故映像の抽出を行い、10 件の交通事故映像から車頭時間、速度プロファイル図、事故車両軌跡を整理し、今後の効果的な交通安全対策立案を行った。

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© 一般社団法人 交通工学研究会
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